[完全版] CFWを3DSに導入してみよう! PICHAXX編 (Ver 11.12.0-44J対応)
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下の記事で3DSのフィルタリングを『完全に解除』する方法を紹介しています。
dolphindolphinvor-2.hatenadiary.jp
※注意※
何が起きても自己責任でお願いします。3DSの改造自体は違法ではありませんが、利用規約には著しく違反しますので、ご確認の程手順にお進み下さい。また、導入することによるリスクもあるので、確認してから導入されることをおすすめします。また、途中でわからなくなった場合はぜひコメントをください。
1.はじめに
1.CFWについて
カスタムファームウェア(以降CFW)とは、ゲーム機のプログラムを書き換えて(改造して)通常では不可能なセーブデータのバックアップや自作ソフトの起動、チートなどを行うことが出来ます。ただ、CFWを導入することによって生じるリスクもあるので、確認してから手順にお進み下さい。
2.導入してできることと生じるリスク
CFWを導入してできることは以下の通りです。
・PCからダウンロードしたROMを起動可能(3DSだけでなく、ファミコン、スーファミのROMも起動可能です)
・ホーム画面のカスタマイズ(自作テーマの使用など)
・(New3DS、New2DSの場合)PCへの画面のストリーミング
・スクリーンショット(ソフトに関わらず)
・チートの実行
・ソフトのバックアップ起動
など
生じるリスクは以下の通りです。
・導入中に電源が切れてしまうと最悪起動しなくなります(記事内で電源を消すと書いてあるところは大丈夫ですが)なので、3DSを充電しながら導入してください。
・任天堂の保証を受けられなくなる。(本体の修理など)
・改造中の3DSのブリック(二度と起動しなくなります!確率は低いですが...)
・ニンテンドーアカウントを垢BANされる可能性がある。
・チートを使用したままオンラインにすると法律違反となり罰せられる...
などです。
3.CFW導入の流れ
CFW導入の流れとしては、PICHAXXを利用してHomeBrewLauncher(通称HBL)を導入したあとに、DSiWareをダンプして、Boot9Strap(通称B9S)をインストールしてCFW導入!といった感じです。ちょっとなに言ってるか分かりませんね... まあ、わからなくても大丈夫なので、次に進みましょう!(ちなみに翻訳はオフにしといたほうがいいです。日本語にすると記事の内容と変わってしまうことがあるので…)
2.CFWを導入する
1.CFW導入に必要なもの
・3DSの暗証番号(4ケタ)(親の管理下なのでわからない、というひとは
SALT | mkey generatorから調べてください(使い方は下の動画)
・PC(androidでも可)
・解凍ソフト
・無印3DS(LL)、New3DS(LL)、無印2DS、New2DSLLのいずれか(バージョンを最新にしておいてください)
・ポケモンピクロス(nintendo eshop から無料でダウンロードできます)インストール後に起動しておきます(セーブデータを作成するため)
・SDカード もしくは microSDカード(8GB以上が好ましい)(64GB以上は使用できません)
を用意しといてください(ない人は無理です)
次に、3DS本体の設定に移ります!
2.3DS本体の設定
ここでは、簡易的な垢BAN対策を行います。
①「本体設定」→「インターネット設定」→「いつの間に通信」→「本体情報の送信」→「送信しない」にします。
②「フレンドリスト」→「設定」→「フレンドへの通知設定」→「遊んでいるソフトを公開する?」→「公開しない」にします。
自分のフレンドコードをあとで使うので、メモしておきます。
ここまできたら、3DSの電源を切ってからSDカードをPCに移し、PCでの作業に入ります!
3.HBLを導入する
①SDカードを開き、「Nintendo 3DS」フォルダの中にある32文字のフォルダの名前(以降はID0)をコピーします。
②Bruteforce Movableを開きます。
③「Your friend code」のところにフレンドコードを入力します。
④「Your ID0」のところに先ほどコピーしたID0を入力します。(手書きだと認識されないので注意)
⑤「わたしはロボットではありません」にチェックを入れて、「Go」をクリックします。
⑥出てきたフレンドコードを3DSで入力します(SDカードはいれなくてOK)
⑦サイトが更新されたら「Continue」をクリックします。
⑧サイトが更新されたら「Download」をクリックして「movable.sed」をダウンロードします。
⑨Release Homebrew Menu v2.1.0 · fincs/new-hbmenu · GitHubを開いて、「boot.3dsx」をダウンロードします。
⑩The Homebrew Launcher - 3DSを開いて、1番最初の選択肢を自分の3DSの種類(3DS、2DSはOLD、New3DS、New2DSLLはNEW)、バージョンを選択したあとに、「Download otherapp」をクリックして、「POST............bin」をダウンロードします。
⑪⑩でダウンロードしたファイルの名前を「otherapp.bin」に変更します。
⑫「boot.3dsx」「otherapp.bin」をSDカードのルートに貼り付けます。
⑬SDカードのルートに「3ds」という名前のフォルダがなければ作ります。
⑭Pichaxx Save Injectorを開きます。
⑮ファイルを選択で先ほどダウンロードした「movable.sed」を選択して、「Start!」をクリックし、「00000001.sav」をダウンロードします。
⑯⑮でダウンロードした「00000001.sav」をSDカード→「Nintendo 3DS」→「ID0」→「32文字の名前のフォルダ(以降はID1)」→「title」→「00040000」→「0017c100」→「data」の中に貼り付けます(ファイルを置き換えますか?と出たら置き換えるを選択)
⑰SDカードを3DSに戻します。
⑱ポケモンピクロスを起動するとHBLが起動するはずです(下画面が黄色でフリーズした場合は、電源ボタンを電源ランプが消えるまで長押しして電源を消してからやり直してください)
⑲ソフトが見つかりませんというメッセージが出ても気にせず、「STARTボタン」→「Aボタン」の順でホーム画面に戻り、電源を消します。
⑳SDカードをPCに移します。
4.DSiWareをダンプする
①Releases · MechanicalDragon0687/3DS-DSiWare_Dumper · GitHubを開きます。
②「DSiWare_Dump.3dsx」をダウンロードします。
③「movable.sed」をSDカードのルートに貼り付けます。
④SDカードにある「3ds」フォルダに「DSiWare_Dump.3dsx」を貼り付けます。
⑤SDカードを3DSに戻します。
⑦HBLのリストから「DSiWare Dumper」(う◯このアイコン)を選択して起動します。
⑧「Press B to continue」と出たら「Bボタン」を押してHBLに戻ります。
⑨3DSの電源を消して、SDカードをPCに移します。
⑩「4844E.....bin」みたいな名前のファイルが作成されていたら成功です!(作成されていない方は⑪からの手順を参考にしてください。作成されている方は読み飛ばしても結構です)
なぜ作成されないのか:「本体設定」「インターネット設定」内にある「DSソフト用設定」が壊れていてダンプできないからです。
⑪Releases · MechanicalDragon0687/TWLFix-3DS · GitHubを開いて、「TWLFix-3DS.3dsx」をダウンロードします。
⑫⑪でダウンロードした「TWLFix-3DS.3dsx」をSDカードにある「3ds」フォルダの中に貼り付けます。
⑬SDカードを3DSにもどします。
⑮HBLのリストから「TWLFixer」を選択して起動します。
⑯「Aボタン」を押して、「Press Start to reboot」が1番下に出るまで待ちます。
⑰「STARTボタン」を押して3DSを再起動します。
⑱「nintendo eshop」を起動すると、本体の更新の確認画面がでます(でてこない方は電源を消してやり直してください)
⑲「本体を更新」を選択します。
⑳更新が終わると再起動されるので、⑥からやり直しましょう。
5.B9Sのインストール
①Release For Firmware 11.12.0-44 ONLY Edition · zoogie/b9sTool · GitHubを開いて、「release_5.0.2.zip」をダウンロードします。
②①を解凍して、中にある「boot.nds」をSDカードのルートに貼り付けます。
③Release v10.0.1 · AuroraWright/Luma3DS · GitHubを開いて、「Luma3DSv10.0.1.zip」をダウンロードします。
④③を解凍して、中にある「boot.firm」をSDカードのルートに貼り付けます。
⑤Release 1.0 · zoogie/Frogminer · GitHubを開いて、「Frogminer-save.zip」をダウンロードします。
⑥⑤を解凍すると「private」という名前のフォルダになるので、「private」フォルダをSDカードのルートに貼り付けます。
⑦Fredtool Onlineを開きます。
⑧「Your movable.sed」でSDカードにある「movable.sed」を選択します。
⑨「Your dsiware.bin」でSDカードにある「4844E.....bin」みたいな名前のファイルを選択します。
⑩「わたしはロボットではありません」にチェックを入れて、「Start」をクリックします。
⑪サイトが更新されたら、「Download」をクリックして「fredtool_output.zip」をダウンロードします。
⑫⑪を解凍して、中にある「hax」フォルダの中にある「42383841.bin」をSDカード→「Nintendo 3DS」→「ID0」→「ID1」→「Nintendo DSiWare」(なければ作ります)のなかに貼り付けます。
⑬SDカードを3DSに戻します。
⑭「本体設定」→「データ管理」→「DSiWareデータ管理」→「SDカード」を開くと「Haxxxxxxxx!」というデータがあるので、タップして「コピー」→「OK」を選択します。
⑮コピーが終わったら「もどる」→「もどる」を押して「本体設定」のトップ画面に戻ります。
⑯「インターネット設定」→「DSソフト用設定」を開くと、突然DS版のうごメモが起動するはずです。
⑰Flipnote Directionsを開いて、指示にしたがってください。
⑱すると、
このような画面になります。
⑲十字ボタンを使って「Install boot9strap」にカーソルをあわせて、「Aボタン」を押してから「SELECT+STARTボタン」を同時押しします。
⑳「Press home to exit」と出たら「HOMEボタン」を押して「HOMEメニュー」に戻ります。
㉑すると、Luma3DSの設定画面になると思います(ならなかったら一度電源を消してから「START+電源ボタン」「SELECT+電源ボタン」を同時押しします)
㉒十字ボタンを使って「Show NAND or user string in System Settings」にカーソルをあわせて、「Aボタン」→「STARTボタン」で「HOMEメニュー」に戻ります。
ここからは「DSソフト用設定」の復元を行います(DS版うごメモのアンイストール)
㉓3DSの電源を消してからSDカードをPCに移します。
㉔⑪でダウンロードした「fredtool_output.zip」はフォルダの名前が「output」になっているので、中にある「clean」フォルダの中にある「42383841.bin」をSDカード→「Nintendo 3DS」→「ID0」→「ID1」→「Nintendo DSiWare」の中に貼り付けます(ファイルを置き換えますか?と出たら置き換えるを選択)
㉕SDカードを3DSに戻します。
㉖「本体設定」→「データ管理」→「DSiWareデータ管理」→「SDカード」を開くと「NINTENDO DSi™」というデータがあるので、タップして「コピー」→「OK」を選択します。
これで通常の「DSソフト用設定」が開けるようになります。
ここで一旦CFWの導入は終了ですが、「CFWを導入してできること」のようなことがしたい方は次の手順に進んでください!
3.導入の仕上げ
1.導入するプログラムの解説
・FBI:cia形式のゲームのROM(3DSのみ)をインストールできます。
・Anemone3DS:自作テーマを使用できます。
・Checkpoint:3DSやDSのゲームデータのバックアップができます。
・Luma3DS Updater:CFWであるLuma3DSを簡単にアップデートできます。
・GodMode9:ゲームカセットのROM吸い出しなどができる多目的ツールです。
・HomeBrewLauncher Loader:ポケモンピクロスを起動することなくHBLを起動できます。
・DSP1:自作ソフトで音声を出すために必要なアプリです。
・ctr-no-timeoffset:内部時計と設定されている時間の差を0にするためのソフトです。
2.CFW導入の仕上げ
①Release Mistakes were Made · astronautlevel2/Anemone3DS · GitHubを開いて、「Anemone3DS.cia」をダウンロードします。
②Release Checkpoint 3.7.3 · FlagBrew/Checkpoint · GitHubを開いて、「Checkpoint.cia」をダウンロードします。
③Release Homebrew Launcher Wrapper · mariohackandglitch/homebrew_launcher_dummy · GitHubを開いて、「Homebrew_Launcher.cia」をダウンロードします。
④Release DSP1 · zoogie/DSP1 · GitHubを開いて、「DSP1.cia」をダウンロードします。
⑤Release Support for Luma3DS v10.0 · KunoichiZ/lumaupdate · GitHubを開いて、「lumaupdater.cia」をダウンロードします。
⑥Release 2.6.0 · Steveice10/FBI · GitHubを開いて、「FBI.3dsx」「FBI.cia」をダウンロードします。
⑦Release ctr-no-timeoffset v1.1 · ihaveamac/ctr-no-timeoffset · GitHubを開いて、「ctr-no-timeoffset.3dsx」をダウンロードします。
⑧Release GodMode9 v1.9.0 · d0k3/GodMode9 · GitHubを開いて、「GodMode9-v1.9.0-20191017161107.zip」をダウンロードします。
⑨①②③④⑤⑥でダウンロードしたすべての「...........cia」ファイルをSDカードの「cias」フォルダ(なければ作ります)の中に貼り付けます。
⑩⑥⑦でダウンロードしたすべての「...........3dsx」ファイルをSDカードの「3ds」フォルダの中に貼り付けます。
⑪⑧でダウンロードした「GodMode9-v1.9.0-20191017161107.zip」を解凍して、中にある「GodMode.firm」をSDカード→「luma」フォルダ(なければ作ります)→「payloads」フォルダ(なければ作ります)の中に貼り付けて、「gm9」フォルダをSDカードのルートに貼り付けます。
⑫SDカードを3DSに戻します。
⑬「本体設定」→「その他の設定」→「本体の更新」→「OK」を選択します。(エラーが出たら「インターネット設定」→「インターネット接続設定」→「接続先(接続しているwi-fi)」→「設定変更」→「DNS」→「自動取得する」にしてからやり直してください)
⑭「この本体は最新です。」とでたら、「ダウンロードプレイ」を起動します。
⑮起動後、「L+十字下+SELECTボタン」を同時に押します。
⑯「Rosalina menu」が開くので、十字ボタンを使って「Miscellaneous options...」にカーソルをあわせて、「Aボタン」を押します。
⑰十字ボタンを使って「Switch the hb. title to the current app.」にカーソルをあわせて、「Aボタン」を押します。
⑱「Operation succeeded」とでるので、「Bボタン」を何回か押して通常の「ダウンロードプレイ」の画面に戻ります。
⑲「HOMEボタン」→「Xボタン」で完全に「ダウンロードプレイ」を終了します。
⑳もう一度「ダウンロードプレイ」を起動すると、HBLが起動するはずです。
㉑HBLのリストから「ctr-no-timeoffset」を起動し、「Aボタン」→「STARTボタン」で「ctr-no-timeoffset」を終了してHBLのリストに戻ります。
㉒HBLのリストから「FBI」を起動します。
㉓「SD」→「cias」→「〈current directory〉」→「Install and delete all CIAs」→「Yes(A)」を選択します。
㉔CIAのインストールが終わったら「OK(Any Button)」でいずれかのボタンを押して戻り、「HOMEボタン」を押して「ダウンロードプレイ」を終了します。
㉕すると、ソフトが届いているので、すべて開封します。
㉖届いたソフトのうち、「DSP1」(基板のようなアイコン)を起動します。
㉗処理が終わったら、「Bボタン」を押してソフトを消去します。
㉘3DSの電源を切ります。
㉙「START+電源ボタン」を押しながら電源を入れると、「GodMode9」が起動します。
㉚「Aボタン」→「Aボタン」→「Aボタン」→「十字ボタン」で時間を設定します。
㉛時間を合わせ終わったら「Aボタン」→「Aボタン」で次の画面に進みます。
㉜「HOMEボタン」を押すと、アクションメニューが表示されるので、「Scripts...」→「GM9Megascript」→「Scripts from Plailect`s Guide」→「Setup Luma3DS to CTRNAND」を選択すると「Continue?」とでてくるので、「Aボタン」→「Aボタン」を押すと、下画面にコマンドが表示されるので、左から順番に押します。
㉝「Aボタン」を押すと、メニューに戻るので「Cleanup SD Card」→「Aボタン」→「Aボタン」→「Bボタン」でメニューに戻ります。
㉞「Backup Options」→「SysNAND Backup」→「Aボタン」でSysNANDのバックアップを開始します(この作業には時間がかかります)(エラーがでる場合はSDカードの容量を大きいものにするか、SDカードの中身を整理してください)
㉟作業が終わったら「Aボタン」→「Bボタン」でメニューに戻ります。
㊱「Exit」→「Aボタン」→「[M:] MEMORY VIRTUAL」→「boot9.bin」→「Aボタン」→「Copy to 0:/gm9/out」→「Aボタン」→「HOMEボタン」→「Poweroff system」で3DSの電源を消します。
㊲SDカードをPCに移します。
㊳SDカード→「gm9」→「out」の中にある「..........sysnand.....bin」みたいな名前のファイルと「..........sysnand.....bin.sha」みたいな名前のファイルと「essential.exefs」「boot9.bin」をPCの安全な場所に移します。その後、「..........sysnand.....bin」みたいな名前のファイルと「..........sysnand.....bin.sha」みたいな名前のファイルはSDカードから削除してください。
㊴SDカードを3DSに戻します。
これでCFWの導入は終わりです!大変お疲れ様でした!
今後の予定
今後はエミュレーターの導入方法やカスタムテーマの使用方法、チートの使用方法などをまとめていきたいと思います。